【7/5 DevIO札幌直前インタビュー】Cloudflareエバンジェリストの亀田さんに聞くセキュリティと企業の生存戦略 #devio2024

せーの

2024.07.04

こんにちは、せーのです。

いよいよ2024/07/05(金）に「DevelopersIO 2024 Sapporo」が開催されます。

今回のイベントでは2部制を採用し、昼は札幌では初となる「ビジネスイベント」を行います。
普段から技術的な内容を中心に発信を続けて、対外的にも「技術屋さんが集まっているところ」として認識されているクラメソですが、実は去年よりあたらしいスローガンとして「技術をもっと経営の中心に」をかかげ、より一層「技術とビジネスの融合」を目指しています。
今回のビジネスイベントも、クラメソ的に 本気で「ビジネス課題」に向き合ってみよう 、という試みであります。

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※ホームページもさらっと新しくなっているのです

このブログではDevelopersIO 2024 Sapporo直前スペシャルとして、DevelopersIO 2024 Sapporに参加する社内外の方にミニインタビューを行い、その意気込みや当日の内容を少しだけお見せいたします！

Cloudflare株式会社エバンジェリスト亀田治伸氏

https://youtu.be/thp8GFY6sIs

どんな人？

このイベントの目玉と言っても過言ではない、亀田さんです。
お付き合いはだいぶ長く、５−６年になるかと思いますが、昔から抜群の安定感と数々の実績で「亀田さんに任せておけば間違いない」という、とても頼りがいのある方です。
壇上に立っているときでも、お酒を飲んでいるときでも変わらない、気さくでとても気配りのある、素敵な方です。

Cloudflareさんからみた「企業の課題」とは

そんな亀田さんから見た「企業の課題」とは、やはり「セキュリティ」でした。

最終的にどこの守りが最重要なのか

クラウドを使用していると、必然的に内部のセキュリティは高く保てるのですが、一方でそのアプリケーションなり通信なりをインターネットに公開する際のセキュリティ、というのが一番重要視するべき、と亀田さんは最近考えられているそうです。
元々パブリッククラウド出身の方だけに、言葉に重みがありますね。

時代と共に変わるセキュリティの視点

以前までは、セキュリティにとって最大の課題はソースコードの脆弱性、と亀田さんは考えていたそうです。
インフラやミドルでいくら高いセキュリティを維持できたとしても、ソースコードに脆弱性があればもうどうしようもない、と。
ただ最近はAIの進化もあって、ソースコード上の脆弱性はビルド前に全て洗い出されるような未来がすぐそこまできている、と感じており、そうなると一番のポイントになるのは外からの攻撃、つまりインターネット公開時のセキュリティとなる、と考えが変わってきたそうです。

確かに内部で検討することができるミドルやインフラ、フローを整備できるソースコードに比べてインターネット部分は誰がいつどんな攻撃を仕掛けてくるかわかりません。ここの守りを重要視するというのは今の時代、理にかなっていますね。

人材が足りない問題は永遠に解決しない

動画上ではカットされていますが、亀田さんにはもう一つ聞いてみたかった質問を聞いてみました。それは「現場のエンジニアはどこまで勉強すればいいの」というものです。
昨今人材が足りない人材が足りないと言われる中、現場のエンジニアはどこまでを勉強して、どこまでをツールに任せればいいのか。

亀田さん曰く、人材が足りない、という問題は永久に解決しない そうです。
2019年をピークに日本のIT人材というのは減り続けているそうで、これは止められない、と。
なので統合的な、複数のレイヤーにわたって機能を提供してくれる、使うことで運用や開発の工数を下げられるようなツールはどんどん使っていくべき だそうです。
ただ一方でこのサービスが何をしているのかわからない、という状態だと企業はお金を出せなくなるので、その部分に関してはしっかりアンテナを張り続けることは重要、とのことでした。

亀田さんは15:55から登壇します

そんな亀田さんは15:55からのセッションに登壇します。

セッション名:
クラウドによりITは自由を勝ち得、業務環境の柔軟性が確保されたのならば、次は当然ネットワークの柔軟性である　Cloudflareの哲学とサービス

セッション概要:
多くの企業がクラウドコンピューティングに積極的に取り組み、柔軟性の高いIT基盤を手にいれ、ビジネスにおける積極的なチャレンジが可能となりました。それに伴い業務環境も柔軟になり、リモートワークやハイブリッドワークが促進され多様性の高いチームの構成が容易になりつつあります。すべてが柔軟にクラウド化する世界において、次は当然ネットワークの出番です。企業のネットワークはより柔軟性を求めてインターネットそのものと融合するはずです。しかしながら残念なことに今のインターネットは攻撃が吹きすさぶ荒野のごとくです。どのように安全な業務環境を維持しつつ柔軟性を確保するのか。カードレール型セキュリティをインターネットへ融合できるサービスが求められています。